SNN-しんだらなにものこらない-

頭の中を整理するため、文章を書くリハビリとして始めてみました

書く

ブログを書くのもやっとだから、自分でも信じられないのだけれど、紙媒体で文章を書く仕事をしてきました。15年くらい。長く続いたなぁ。映画やゲームなどのリリースをもとに、決められた文字数内で紹介文を書く仕事です。15年も続いたのだから、文章は下手でもそれなりにやってこられたんだと思うけれど、ホルモン治療が始まってから、全く書けなくなってしまいました。それでも頑張って続けて来たのだけれど、きっと文章として成立してなかったんだろうなぁ、編集部の方から「次号はお休みです」と言われ、その次の号に至っては連絡さえもないまま、仕事は来ませんでした。自分からは、薬の影響で頭が整理出来ません、文章が書けませんとは伝えてなかったけれど、やっぱり、おかしなコト書いていたんだろうなぁ。

今は漢方薬のおかげで、こうしてなんとか文章を書いたりしていますが、最初、パソコンを開くと、もの凄く眠くなってしまい、1時間くらい寝てから、ちょっとずつちょっとずつ書いていました。治療する以前は1時間で2本くらいレビューを書けていたとすると、1本書くのに3時間くらいかかる感じ。なんというか、頭がゴキブリホイホイの粘着にひっかかって身動き取れない感じ。なんてスローモーなんだ、私、って思っても、何も出来ない。そんな状態で書いていても、見破られちゃいますよね。

まぁ、流れに逆らわずに、受け止めていこうと思っていますけれども。

きっと仕事をセーブしなさいよ、っていう神様からのアドバイスなのかもって思うようにしています。きっとそうだ。

人生いろいろ。

詳しい状況を書いてしまうと、いろいろ(周りの人も含めての意味)特定されてしまうかもしれないので、状況はざっくりとなんですけど、今年はもう「昼メロか!」と思うほど、一気にいろんなことが起こりました。

正月あけに、父親が亡くなりました。6年前くらいから難病治療はしていたのだけれど、お正月に一緒に過ごしたあとに急に亡くなってしまったので、もう、葬式やら何やらがすごく大変でした。ホントは、こういうところもちゃんと書かないと文章を書くリハビリにならないのでしょうけど。

葬儀のゴタゴタが片付いたとき、突然、彼氏から別れ話。知り合って10年、付き合って7年目。お互い、結婚する気はなかったから、このままいいスタンスでいけるね、なんて言っていたのに、ごめん、すまないと。喧嘩もほとんどしたことがなく、毎日メールして、毎週デートして、ホント、楽しい想い出しかないのに。でも、私の方が年上だし、別れる日が来たら、きれいさっぱり忘れようと、常日頃から思っていた訳ですよ。武士みたいな感じ?ホラー映画で、もう殺されるのが分かっているのに、大声出して命乞いするのがかっこ悪い、武士は武士らしく、見事に散ろうと、かねてから思っていた訳です。なので、ホントは号泣だったんですけど、さよなら、とちょい泣きで別れました。

で、別れてはみたものの、やっぱり辛くて、前向きになるぜ!と自己啓発的な毎日で、朝活したり、スポーツジムに通ったり、部屋の模様替えしたり、断捨離したり…無理矢理明るく生きていたところ、癌が見つかりました。最初、遺伝子性の癌で、転移の可能性がかなりあると言われ、もう目の前真っ暗、頭真っ白。大きい病院だったので、癌のカウンセリング室みたいなところに行かされたりしたこともあり、彼氏と別れて辛いどころじゃなくて、私、死ぬんだ…と。あまりにもびっくりして、胃がおかしくなって胃潰瘍にもなってしまい、胃が痛くて病院で倒れて点滴を打つハメになった程でした。そこからは、検査、検査で1ヶ月半。乳がんだったので、とりあえず、全摘の方法を選びました。結果、全部取って検査したら、遺伝子の癌ではなく、転移もなく、一番軽い癌でよかったね、となったのですが。

でもね、もうあと少ししか生きられないかも、って思ったら、何もかもが小さいことのように思えて、毎日、ちゃんと生きないと、と思えたのでした。毎日の生活は淡々としていて、けれど確実に過ぎていく。それは気づいた時には終わってしまうかもしれない長さで、いつまでも永遠に続くものじゃない。今の瞬間、終わってしまうかもしれないんだーって。だからといって、特別なことをする訳でもなく、ただただ、日常を後悔のないよう、生きていこう。上手く書けないけど、そんな風に思いました。

癌の治療はホルモン治療という治療で、毎日薬を飲んで、3ヶ月に一度、注射を打ちます。更年期障害になるだけだからと思っていたのですが…これがまた辛かった−。最初は眠気と無気力。そのあと、極度の鬱が襲ってきて、もともと、全摘・再建の傷が痛くて眠れなかったのだけれど、それにも増して眠れない日々が続きました。うとうとと眠ると、妄想のような夢を見るのです。仕事は手術のあと1週間で復帰していましたが、何か重大な連絡ミスをしたような夢、妄想を見てしまい、寝ていると大声をあげて飛び起きる。ホットフラッシュで汗だくだし、起きていると鬱。携帯に届くメールや電話、LINEのメッセージが、脅迫されているかのように思えて、返信が出来ない、電話に出られないという状況が続きました。文章を書く仕事で生活をしていたのだけれど、もう、メールの文章でさえも書けないのです。単語が浮かばないし、日本語が分からない。自分で思っている以上に、トンチンカンな文章を書いていたと思います。まぁ、これもそうなんだけどね。

で、頭がわれそうで、これは癌で死ぬよりも先に、頭がおかしくなって死ぬかも!と思い、父も通っていた漢方医へ。父も薬の副作用が出ていて、それを緩和するために漢方にいき、だいぶ改善された姿を見ていたので。漢方はすごいですね。1日当たり1800円もかかるのですが、3日後くらいに眠れるようになり、1週間後にはメールも書けるようになりました。癌の薬は3ヶ月で8000円ですからね、うーん、でも楽だー。

地獄のような3ヶ月が過ぎ、ようやく霧が晴れてきた感じです。松村邦洋さんが言っていましたが、辛い時期は、ポイントを貯めていると思えばいいそうです。いつかそのポイントを使う日が来るんだと思って。今日、久々にいいことがありました。ポイントを貯めていてよかったなぁと思いました。

リハビリ

ホルモン治療の影響で、最初は眠いくらいだったのが、1ヶ月後くらいからホットフラッシュが始まり、関節痛もひどくなり、さらには“これは鬱なのでは?”と思えるほど何も手につかなくなり、メールや電話が怖くて携帯に出られない、妄想に取り憑かれて眠れない…などなど、うわぁ、こりゃあ癌を治す前に自分が壊れてしまうと思い、漢方医へ。漢方薬を飲み始めて10日くらいで徐々に改善、台所に立てるくらい迄には復活出来ました。病気になってから、症状を日記に付けるといいよとアドバイスを受けたものの、どうにもこうにも無気力で、なかなか続かず…生活改善のためにもはてなブログを始めてみました。