SNN-しんだらなにものこらない-

頭の中を整理するため、文章を書くリハビリとして始めてみました

まる五年が経ちました。

彼氏が帰って来てからまる五年が経ちました。

月並みですが、あっという間だったような、もっと経っているかのような不思議な時間の感覚です。

Google Calendarにこの日を記録して、毎年、この日にありがたみを噛みしめる。

彼を知る多くの人たちが、彼がいなくなったことも帰って来たことも、その真相も何も知らずに、ただただ現在の彼の価値や存在について語っているけれど、私はひとりで、帰って来てくれてありがとうと思いながら過ごしている。

このありがたみは、誰かの不幸や悲しみの上に成り立っていることはもちろん承知の上だし、心が傷まない訳じゃない。

そういうことも踏まえて、今、メールをすれば返してくれることや、食事できることや、笑えることのありがたみを噛みしめる。

そしてそれは、5年と10ヶ月前に一瞬で失ったことと表裏一体で、もしかしたら、またすぐに私の前から消えてなくなってしまう恐怖と背中合わせだ。

なんか頭に浮かぶことをダラダラと書いてみたら、ポエムちっくになってしまったけれど。

なくしたくないけど、自分の意思とは関係なく、一瞬で消えてしまうっていうことを私は忘れないようにする。

彼も決して口には出さないけれど、そのことを私以上に理解しているから、今もこうして私のところにいるのだと思う。

なんか、強い気持ちを確認する日でもあるような、そんな日なのです。